第55回明治神宮野球大会が11月20日(水)から明治神宮球場で開催され、大学の部は青山学院大学(東都大学リーグ)、高校の部は横浜高校(関東・神奈川県)がそれぞれ優勝を飾りました。
東海地区からは、大学の部で名城大学(愛知大学リーグ)、高校の部で大垣日大高校(岐阜県)が代表として出場しました。
しかし、残念ながら両校とも1回戦で敗退する結果となりました。
高校の部
出場校は以下の通りでした。
地区 | 高校名 | 都道府県名 |
---|---|---|
北海道 | 東海大札幌 | 北海道 |
東北 | 聖光学院 | 福島県 |
関東 | 横浜 | 神奈川県 |
東京 | 二松学舎大付 | 東京都 |
北信越 | 敦賀気比 | 福井県 |
東海 | 大垣日大 | 岐阜県 |
関西 | 東洋大姫路 | 兵庫県 |
中国 | 広島商 | 広島県 |
四国 | 明徳義塾 | 高知県 |
九州 | 沖縄尚学 | 沖縄県 |
決勝戦では、横浜高校が広島商業高校を4-3で振り切り、接戦を制しました。横浜高校にとっては、メジャーリーガーとして活躍した「平成の怪物」松坂大輔氏が所属していた1997年以来となる2回目の優勝です。
また、横浜高校の優勝により、来春の選抜野球大会では「神宮大会枠」として関東地区の出場校が1校増えることになりました。
高校野球において、春と夏の甲子園大会が主要な大会である一方で、明治神宮野球大会はそれに次ぐ位置づけとなっています。優勝地区には来春の選抜野球大会における神宮大会枠が与えられて、優勝地区の出場チームが1つ増えるんですがね…。
出場各チームともに翌年のチーム作りを見据え、チーム作りの一環として明治神宮野球大会を捉えていると思います。
大垣日大は初戦惜しい敗戦でしたね。対戦相手との差は、四死球でしょうか…。
東海地区大会では活躍した先発の中野君ですが、初回の3失点が残念でした。この経験を糧に頑張ってほしいと思います。
大学の部
出場校は以下の通りでした。
連盟群 | 大学名 | 連盟 | |
---|---|---|---|
北海道二連盟 [北海道学生・札幌学生] | 札幌大学 | 札幌学生 | |
東北三連盟 [北東北大学・仙台六大学・南東北大学] | 富士大学 | 北東北大学 | |
東京六大学野球連盟 | 早稲田大学 | 東京六大学 | |
東都大学野球連盟 | 青山学院大学 | 東都大学 | |
関東五連盟 [千葉県大学・関甲新学生 ・東京新大学 ・首都大学・神奈川大学] | 第一代表 | 創価大学 | 東京新大学 |
第二代表 | 日本体育大学 | 首都大学 | |
北陸・東海三連盟 [愛知大学・東海地区大学・北陸大学] | 名城大学 | 愛知大学 | |
関西五連盟 [関西学生・関西六大学・ 阪神大学・近畿学生 ・京滋大学] | 第一代表 | 天理大学 | 阪神大学 |
第二代表 | 佛教大学 | 京滋大学 | |
中国・四国三連盟 [広島六大学・中国地区大学・四国地区大学] | 環太平洋大学 | 中国地区大学 | |
九州三連盟 [九州六大学・福岡六大学・九州地区大学] | 福岡大学 | 九州六大学 |
大学の部決勝戦では、青山学院大学が7-3で創価大学を下し、悲願の初優勝を果たしました。同大学はこれまでに2年連続で決勝に進出していましたが、今回の優勝が通算4度目の決勝進出での初タイトル獲得となります。また、青山学院大学は6月の全日本大学野球選手権でも優勝しており、これで大学野球の2冠を達成しました。
大学野球では、全日本大学野球選手権(6月)と明治神宮野球大会(11月)の2つが主要な全国大会となります。そのため、本大会に参加する大学はどこも本気で優勝を目指しており、青山学院大学の2冠は、今季の大学野球界における圧倒的な強さを示しています。
名城大学は1回戦で惜敗しましたが、愛知大学野球秋季リーグでも苦戦を強いられる場面が多く、今回の結果はある程度予想されていたかもしれません。試合では12安打を放ちながら13残塁と、得点に結びつけることができず、失策や牽制死も目立ちました。このようなミスをなくせば、勝てた試合だったとも言えるでしょう。
チーム全体の課題として、基本に立ち返り、守備や走塁を含めた総合力の向上が必要と感じられる一戦でした。今後の成長に期待したいところです。
コメント